Top デジカメを始める方へ デジカメの使い方 基本的な写真の話 撮影テクニック PCの操作 デジカメ用語集 フィルム 使用感
スポンサードリンク

フラッシュを使うと背景が暗くなる理由

フラッシュを使って、撮影すると背景がこんな感じで背景が暗くなってしまったという経験があると思います。(段差注意という看板が、撮したい人などだと思ってください)


(ISO200 絞り F5.0 シャッター速度 1/60秒)

看板は明るく撮れてるけど、背景が暗く落ちてしまって全体的に暗い印象だったり、記念撮影で背景も撮したかったりすると、かなりがっかりな結果ですよね・・じつは、高感度に設定して撮影するだけで、背景が明るく映せるのです

ISO800にて撮影


(ISO800 絞り F5.0 シャッター速度 1/60秒)

同じくフラッシュを使ってますが背景が明るく写っています、背景まで明るく撮影したい場合、高感度にすると明るく撮すことが出来るので、ぜひ利用してみてください

フラッシュを使うと背景が暗く写る理由

手元にカメラがあれば、ぜひ見てもらいたいのが感度をISO100あたりに固定して、同じ部屋で、フラッシュを使用した場合としない場合のシャッター速度の違いを見てください

フラッシュを使って撮影すると おそらくシャッター速度が 1/60秒ほどの速度で撮影されるのに対し、フラッシュを使用しない場合、1/5秒など長い時間になっていると思います

これは、本来ならば、1/5秒のシャッター速度でなければ、適正露出にならない明るさなのを、1/60秒で十分な明るさで写るように、強い光を発して明るくしているのです

普通にフラッシュを使う場合はフラッシュはカメラの正面から、被写体に向かってまっすぐ発光してます、フラッシュから遠いほど、フラッシュの光は弱くなっていきます、被写体より後ろのものは、どんどん本来の明るさに近づいていくので・・(暗くなっていくので)被写体から離れればそれだけ、1/5秒のシャッター速度でなければ明るく撮れない状況なのです

でも、カメラは1/60秒のシャッター速度なので、背景は露出不足になり暗くなってしまうということになります、結果最初に出した写真のように、看板(被写体)は明るいけど背景は暗い写真となってしまうわけです

文字だけだと、想像しにくいと思いますので図にしてみました

低感度でフラッシュを利用した場合


人のあたりが1/60秒のシャッター速度でちょうど良い明るさになる光量でフラッシュを発光されるため、それより後ろの自転車や壁には十分な光量がないため、暗くなってしまいます

結果、こんな感じの写真に


人はちょうど良い明るさですが、背景は暗い感じになってしまいます。

高感度撮影すると、この背景と被写体の明るさの差が小さくできるのです。

フラッシュを使わずに撮影する場合、ISO100では 1/5秒必要だった背景も、ISO800にで撮影すれば、1/40秒でちょうどいい明るさになります、このくらいまで、フラッシュをなしでのシャッター速度が1/60秒に近づいてくれば、背景も十分明るく写る可能性が高くなるというわけです

図にすると、ちょうどこんな感じとなります、高感度でフラッシュを利用した場合


高感度では、より少ない光で適正露出となるため、フラッシュの発光量が減ります、そのため、この図では低感度より暗い範囲が広くなっているので 暗い印象になってますが、被写体のあたりの明るさと背景の壁や自転車あたりの明るさの差が小さくなるので、結果としては、写真は背景まで明るく写ります。


低感度に比べて、背景が明るくなっています

フラッシュを利用する場合でも、高感度にすることで背景を明るくすることも出来るので、ぜひ、感度設定にも注目してみてください

スポンサードリンク

おすすめ記事

カメラの話(デジカメ編 銀塩編 PC編)   デジカメ部屋へ戻る