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フォトショップでパノラマ写真を作る方法

横に長くつながってるパノラマ写真は、スマホのスイング撮影で簡単に作ることができますが、デジタル一眼レフにはパノラマ撮影機能はついてないものも多いので、デジタル一眼レフでのパノラマはあきらめてる方もおられるかと思います、しかし、フォトショップなどを使うと、比較的簡単に作成できるようになっているので、紹介したいと思います。

実際に、フォトショップで作ったパノラマ写真

六本木ヒルズ・スカイデッキより

東京駅より

パノラマの撮影の方法

実は上の二枚は事情があり、これから書くセオリー通りには撮影していませんが、それでもこれだけきれいにつながるぐらいソフトの性能がよくなってますが、セオリーに従って撮影すればより成功率が上がるはずです。

撮影方法

1.3wayの雲台を付けた三脚を使う

3way雲台は縦方向 横方向を独立して回すことができるので、カメラの高さや上下の角度を変えずに、横方向のみカメラの向きを変えられるため、きれいにつながりやすくなります。もし、手持ちパノラマを撮影する場合は腰を中心にひねるように体の向きを変えると比較的高さが一定に保てます。

2.露出は、固定する

露出値は、メインとなる場所で決めたら、その露出値をマニュアルモードに入力して固定するか、AEロックで固定すると、写真の明るさがバラバラになりにくく自然につながりやすい。ただ、すごく明るい方向が白とび気味になるとか気になる場合や、難しいことをしないで、ささっと撮影してしまいたい場合は、完全にオートで撮影しても大丈夫です。

3.広角よりは標準や中望遠あたりで

広角でも問題なくパノラマはできるのですが、標準や中望遠あたりの焦点距離で撮影したほうが、うまくいく感じがします。標準や中望遠でつなげてるからこその解像感など

4.半分ぐらい重なるようにカメラを動かして撮影する

横にカメラをふりつつ何枚か撮影するのですが、このときに重なる部分をぎりぎりにしないで、半分ぐらいは同じ場所が写ってるぐらい大きく重ねて撮影すると、きれいにつながりやすくなります

また、どうしてもこの一枚がうまくつながらないって写真が入ってしまっても、大きく重ねておけば2〜3枚は同じ場所が写ってるため、思い切ってうまく合成できない一枚は抜くことで、うまくいったりすることもあり、保険という意味でも大きく重ねておくと安心です。

ちなみに、上の二枚はこのセオリーから外れて撮っていると書きましたが、どこかというと、ともに三脚が使用できない場所なので、三脚を使っていません、また早めに場所を開けたかったので、露出も固定せずに撮影してます、とくに六本木ヒルズの写真はかなり写真の明るさにはばらつきがありました・・それでも、ここまで自然に整えてくれますので、思いついたらやってみてください

パノラマ写真に仕上げる

ここでは、パノラマ写真に仕上げるのに、Adobe PhotoshopCCを使います。フォトグラファープランであれば、月額980円ほどで入手できるようになったので、通常版8万ほどした昔に比べて手は出しやすくなっています。

手順1:フォトショップのファイルから自動処理→Photomerge を選択します。

手順2:Photomergeのウィンドウが立ち上がったら、参照をクリックしてパノラマにしたい写真を選択します、この時にCtrlを押しながら選択すると複数の写真を一発で選択できるので便利です。

手順3:基本的にはそのままOKを押せば大丈夫です。そのままOKを押せばフォトショップのほうで最適な合成方法を選択してくれますので、あとは完成を待ちます、下の図は完成直後の状態

手順4:このままだと余白とかかっこ悪いので、切り抜きツールで余白分を切り抜いてしまいます。それでパノラマ写真の完成です。

一番面倒な合成の部分はフォトショップが自動でやってくれるので、することといえば、ファイルを選んで、切り抜くだけです。ちなみに、これだと分かりにくいのですが完成直後は結合部分に白っぽい線がみえますが、等倍にするときれいにつながっているので、そのままJpeg化やPNG化してしまってOKです。

一つだけ注意点として、写真の大きさを変更したい場合は、このまま縮小すると結合部分が見える状態になることがあるので、一度JpegやPNGで保存したものに対して縮小処理をしたほうが安心です。

山とか展望台のような広い風景を撮影するときに、ちょっと思い出して、パノラマ素材の写真などもとってみると楽しいかもしれません!超広角でとるのもいいですが、パノラマにするとまた違った感じの写真になりますよ! それに、若干手を抜いてもフォトショップがなんとかしてくれますので、たとえ三脚がなくても思いついたらやってみてください

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