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デジタル一眼レフのセンサー掃除機・Fujin-Dのレビュー

以前から、キヤノン用の物は出ていて、便利そうだなぁっと指をくわえてみてたのですが、ついにニコン用が出たので早速購入してみました、初代のキヤノン用の物と比べて、風量も2倍にパワーアップしてゴミを撮る能力も上がっているとのうたい文句もあり、その性能も気になるところです。(同等の性能のキヤノン用の物も同時発売されてました、そして、風量だけでなく価格も初代の約二倍の1.5万円に)

使い方

使い方は比較的簡単です

1・キャップを外し、10秒ほどスイッチを入れFujin-D内部についてしまってるほこりを飛ばしておきます。

2.次に、カメラのメニューからクリーニングミラーアップを選び、ミラーアップして、カメラを下に向け1分ほどセンサーに風を当てます(クリーニングミラーアップモードがない機種の場合は30秒とか10秒などのロングシャッターをなんどか切ることで1分風を当てます)

3.キャップを閉めて、すぐにスイッチを切り、レンズと付け替える

以上の3ステップでクリーニング完了です

実際の効果

さっそく、自分のカメラで試してみました

清掃前の状態(一部きりだし)

F32まで絞り込むと、こんな感じでゴミが写ってます。さて、このゴミが・・清掃後にどうなるかというと

じゃん!・・・・・・・・・・!????、えっ・・ゴミ取れてない・・いや増えてる!?

過大な期待は禁物

過大の期待をもつと、結構がっかりするかもしれません・・(´・ω・`)、この後数回納得が出来ず、同じ作業をしてみたのですが、ゴミは取れませんでした・・・・ちょっと残念

しかし、普通に考えてみれば、風でゴミを吸い出すだけなので、サービスセンターでの掃除のように物理的に、拭き取るのと同じレベルの効果を期待すること自体間違いです。例えば、油分を含んだゴミなど粘性の高いものだと、ほぼ無力に近いと言っても過言じゃないかと・・床にマーガリン落したら、いくら掃除機で吸っても綺麗になりませんよね、雑巾で拭き取らないと

実際初代Fujinでは、ブロワーで取れないゴミは取れないと言ってましたし・・・、今回ゴミが増えてしまったのは、不運にも、シャッター膜かどこかに付着してた塵をFujin-Dの強い風によってとばされ、センサーに吹き付けてしまったためではないかと思います。

ただ、Fujin-Dの名誉のため付け加えると、その後の数回の作業では、全くゴミが増えることはなかったので、フィルターによって、塵やほこりの少ない綺麗な空気を送り込んだ意味は大いにあります。ブロワーで吹くと、細かいゴミが非常に増えた経験があるので、少なくともブロワーよりも安心して使えるのは間違いないです

どんなゴミなら効果があるか?

実証はしていないので、絶対そうだとまでは言い切れないところもありますが・・、おそらく効果があるだろうというゴミは予想がつきました。

それは、F値が比較的小さくても写ってしまうような大きく目立つのゴミに対しては、おそらくは高い効果が期待出るのではないかと思われます。というのも、そういったゴミはゴミ自体の大きさが大きい分、風の影響を受けやすく、Fujin-Dが吸い出しやすいと思われるからです

例えば、こんな感じのゴミです

これは、F8という比較的よく使われるF値で撮影したものですが、このようにしっかり写り込んでしまいました、こういったゴミに対しては、よほど粘性が高くない限り効果が期待出来るのではないかと思います。 対して、先ほど取れなかったゴミと増えてしまった(涙)ゴミは、F32という極端なF値ではくっきり写りますが、F11までなら写りませんでした。 F16まで絞ると見えてくる物ばかりでした。

このFujin-Dの効果としては

F16やF32など、強く絞ってゴミチェックをしてわかるようなゴミに対してはほぼ無力、場合によっては逆効果だが、比較的大型でF8やF5.6といった絞り値でも映り込むような「目立つゴミ」に対しては期待出来る可能性が高いと思います。

まぁ、そういった取れやすいゴミは、超音波クリーニングで落ちることも多いので、Fujin-Dが必須アイテムになれるかというと、ちょっと微妙なところですが・・、一度落ちても、シャッターやミラーの風で舞い上がって再付着することもよくあるので(実際何度か経験あり)、ゴミを外に吸い出すFujinは再付着の心配が少ないのは、安心感があります。

除去出来る可能性が高いゴミをまとめると

・比較的大型で目立つもの

・超音波クリーニングで落ちる、もしくは付着場所が変わるゴミ

こう言うタイプのゴミに対しては、外への排除が期待できると思われます。

絞り込まなければ写らないゴミまでの除去を期待すると、期待外れとなってしまいますが、撮影中に中間絞りでも目立つゴミがついてしまって、これを今すぐなんとかしたいといったケースについては、あると便利と言えそうです。

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