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プリントのやり方

紙の選択

*一般的なインクジェットプリンターを対象にします
写真をプリントするためには、まず紙を選ぶ必要があります。紙と一言で言っても表面加工などから、いろいろな紙があり、写真のプリントに向く紙や文字とかのプリントに向く紙、全くプリントに向かない紙もあります。

コピー用紙(普通紙)のような紙は、価格も安く、文字中心のプリントに向いてますが、写真のプリントを考えると、大量のインクを使うので紙が波打ちを起こしたり、色がにじんできれいなプリントはできませんので、写真プリントには向かないです。

やはり写真プリントには、お店で売っている写真プリント専用の紙をおすすめします。安心という面では、自分が使ってるプリンターメーカーの紙を使えば間違いないですが、各社からいろいろ出てますし、また発色などの傾向も違うので、純正以上に気に入る結果をだす紙もあるかもしれません

いろんなメーカーの紙を試してみて、自分の好きな紙を見つけるのも楽しいですよ、また、人によると思いますが、厚手の方が写真らしくていいと思います。

写真画質でプリントするためのデーターサイズ

モニターで見た場合、写真の大きさと言ってもいいです、モニターでは一般的に72dpi〜133dpi(ドット パー インチ 1インチあたりの点の数)で表示しているのですが、プリントするときに、モニターで見てるのと同じサイズでプリントすると、粗さがめだち、あまりきれいにプリントできません

一般的に、きれいにプリントする場合、200〜300dpiでプリントすると、写真として十分なクオリティーがあると言われてます。つまり、きれいにプリントするためには、モニターで見える写真のサイズの1/3〜1/4ぐらいのサイズになります。

プリントした場合の画素数とプリントサイズの関係

デジカメの画素数 サイズ(ドット) プリントサイズ(200dpi) 250dpi
35万画素 640×480 8.1×6.1cm 6.5×4.9cm
80万画素 1024×768 13×9.8cm 10.4×7.8cm
100万画素 1152×872 14.6×11.1cm 11.7×8.9cm
130万画素 1280×960 16.2×12.2cm 13.0×9.8cm
210万画素 1600×1200 20.3×15.2cm 16.3×12.2cm
330万画素 2048×1536 26×19.5cm 20.8×15.6cm

また、はじめに小さいサイズで撮ってしまうと、あとでPCで拡大処理をしても、最初から大きなサイズで撮った写真と同じにはなりません、と言うか、雲泥の差がありますので、プリントを考えてる場合、もしくはプリントするかしないか、はっきりしてない場合は、一番大きな記録サイズ(最高解像度)で撮影すると間違いないです。(PCで、大きなサイズから、小さなサイズを作る場合は全く問題ないです。)

実際の操作方法は、こちらで説明します。

プリンター解像度とプリント解像度

ところで、プリンターのパンフレットなどをもらってくると 1200×1200dpi とか、高いdpiなのに、なぜプリントするデーターは200dpi〜300dpiで良いのかと言うと、実は、デジカメやモニター画像の場合 1画素(フルカラー)と1ドット(又はピクセル)は1対1 つまり1画素=1ドットという関係なのに対し、プリンターの場合は一つの点つまり一ドットではインクの色数分の色しか表せません

つまり、デジカメで言うところの1画素(フルカラー)を表すためには、複数ドットを使って色を作るため、画素とドットの関係は 1画素 対 複数ドット と言う関係になります。ですから、プリンターの解像度は1200dpi×1200dpiという高い解像度になっていても、実質の解像度はそれほど高いわけではありません。

たとえば、デジカメで言うところの1画素あたり4ドット使うプリンターがあったとすると、プリンターの実質の解像度はプリンター解像度の1/4、1200dpiのプリンターなら、実質解像度としては、300dpiなのです。

また、画像解像度が300dpiを越えると、ほとんど差がわからなくなる、ということからも写真をプリントするときは200〜300dpiのデーターで十分と言われてます。

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