Top デジカメを始める方へ デジカメの使い方 基本的な写真の話 撮影テクニック PCの操作 デジカメ用語集 フィルム 使用感
スポンサードリンク

Nikkor Z 24-70 f/4 S の使用感とタムロン 28-75F2.8 modelA09との画質比較

ニコン Z7 の標準ズームキッドレンズである、Nikkor Z 24-70 f/4 S の使用感や今まで私が使っていたタムロン 28-75 F2.8 modelA09との画質比較を行いました。

使用感

まず、レンズが軽く持ちやすい、AF動作の音も非常に静か、ピントリングのトルク感も個人的には非常によく、扱いやすいレンズだと感じました。こればかりは実際触ってみたほうがいいと思います。

デザインは、写真とかみると安っぽさすごかったのですが、実物は金属を使ってしっかりした作りでした。が高級感があるかといわれると、Fレンズの上位モデルのほうが高級感があり、もう少し飾っていてもよかったのではないかなとは思います。特にSラインという、キヤノンのLレンズ相当のランクをせっかく作ったので、Lレンズの赤ラインのような見た目ですぐわかる特徴が欲しかったです。

画質は、比較しやすいシャープさを中心に調べてみました、今まですっと使っていた、タムロン 28-75mm F2.8 A09と比較しました。

レンズのシャープさ比較

撮影条件

カメラ:Nikon Z7
三脚:使用
手振れ補正:オフ
シャッターモード:電子先幕シャッター

としました。また、タムロンの28-75mmF2.8ですが、FTZでAFも問題なく動作し、電子先幕シャッターによる露光ムラも今回の撮影では見られませんでしたが、念のためピントは拡大表示で目視確認をして撮影しました。旧式のタムロンのA09がFTZで問題なく動作したのも驚きでしたが、それはとりあえずこっちに置いておきます。

あと念のために、タムロン 28-75mm F2.8 model A09 は、よいレンズです。

広角28mmの比較

わかりにくいのですが、緑の四角の部分をきりだしました。28mmなのは、比較用に使ったA09の広角側が28mmスタートのためです。クリックをするとフルサイズデータを表示します。(一枚30MB前後あります)

Nikkor Z 24-70mm f/4 S タムロン 28-75mm F2.8(A09)
F2.8 なし 中央部

周辺部

F4 中央部

周辺部

中央部

周辺部

F8 中央部

周辺部

中央部

周辺部

F4同士で比較した場合、中央部ではほぼ同じぐらいのシャープさがありますが、周辺部では明らかに、Nikkor Z 24-70 f/4 Sのほうがシャープで、中央から周辺までシャープさを保っているのがわかります。

F8はNikkor Z 24-70 f/4Sは、F8まで絞ってもF4時とあまり差がなく解放F値からレンズのもつ解像力を十分に引き出せるレンズだとわかります。

一方タムロン 28-75mm F2.8 は、F2.8時はかなり甘い描写で周辺の流れも目立ちますが、F8まで絞ると周辺までしっかり解像しいるのがわかります。ただ、F8まで絞っても周辺部ではNikkor Z 24-70 f/4SのF4時の描写のほうがややシャープでした。

望遠70mmの比較

こちらも、わかりにくいですが、緑の四角い部分を切り出しました。

Nikkor Z 24-70mm f/4 S タムロン 28-75mm F2.8(A09)
F2.8 なし 中央部

周辺部

F4 中央部

周辺部

中央部

周辺部

F8 中央部

周辺部

中央部

周辺部

70mmのほうは、28mmの時と違いかなりはっきりとした差がありました。

F4同士では、最も解像する中央部で、これほどの差があるとは思いませんでした、見ての通りNikkor Z 24-70 f/4 S のほうがシャープです。より厳しくなる周辺部ではさらに大きな差があります。Nikkor Z 24-70 f/4 S は望遠側でも解放から中央から周辺まで安定した解像力を保っているのがわかります。

F8同士で比べた場合は、タムロンの28-75mm F2.8もかなり解像力があがっていますが、それでもやはりNikkor Z 24-70 f/4S には及びません。

F2.8は・・・触れないで上げてください・・・(´・ω・`)

Nikkor Z 24-70mmのF4とF8を比較した場合、F8のほうがわずかにシャープですが、それでもこの程度の差であれば、望遠時も解放F値からレンズの持つ解像力を十分に引き出せるレンズだといえそうです。

タムロンの28-75mm F2.8はこうして比較してしまうと正直厳しく見えますが、タムロンの28-75mm F2.8 A09は非常に評判のいいレンズなので、Zマウントの素性の良さとNikkor Z 24-70 f/4S の解像力の高さを感じられる結果になりました。

一言でまとめると

Nikkor Z 24-70mm f/4 Sは広角側も望遠側も周辺まで常に安定した画質をもっているレンズです

価格もボディーとセットならば、実質8万円のズームレンズでこれだけしっかり写り、重さも500gと軽量というのもポイントが高いです。

この品質が今後のSラインズームレンズの基準となのかもしれません。となれば、すごく期待の持てるレンズシステムが出てきたのではというのが個人的な印象です。

スポンサードリンク

おすすめ記事

カメラの話(デジカメ編 銀塩編 PC編)   デジカメ部屋へ戻る