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ぶれを防ごう、ぶれとシャッター速度の関係

だれもが、一度は写真がぶれてしまったという経験があると思います。失敗写真の中でも、ぶれた写真は代表格にあげられるのではないかと思います

実は、ぶれとシャッター速度は非常に大きい関わりがあります。というのも、シャッター速度はシャッターを開いてる時間で、ぶれというのは、シャッターが開いてる間に、うつしたいものが動いた(被写体ぶれ)カメラ自体が動いた(手ぶれ)ときに発生します。

シャッター速度が遅ければ遅いほど(開く時間が長ければ長いほど)それだけ、被写体やカメラが動く可能性が大きくなり、ぶれが発生しやすくなります、逆に、シャッター速度が速ければ速いほど、動く可能性が少なくなったり、仮に動いたとしても、動く距離はわずかな距離となり 無視できるほどにぶれは小さくなります

といっても、文字だけだと想像しにくい部分もあるかと思いますので、扇風機を首振りで回して、シャッター速度を変えて何枚か撮影しました、シャッター速度をクリックして、速度の違いによる描写の違いを見てください

シャッター速度によるブレの違い

シャッター速度を 1.3秒から 1/5000秒 まで、段階的に変えて撮影しました

1.3秒 0.6秒 1/3秒
1/6秒 1/13秒 1/25秒
1/50秒 1/80秒 1/160秒
1/320秒 1/640秒 1/1250秒
1/2500秒 1/5000秒

どうでしょうか? シャッター速度が変わるだけで、ブレの大きさが大きく変化しています。

1.3秒や0.6秒や1/3秒という、かなり遅いシャッター速度では首振りの動きで扇風機全体がぶれてしまっているのに対して、1/50秒や1/80秒といった速度となると、比較的ゆっくり動く首振りの動きによるブレはなくなっているのがわかると思います。ですが、非常に高速でまわってる、扇風機のはねは、大きくぶれています

それに対して、1/1250秒や1/2500秒・1/5000秒という高速シャッターでは、完全にブレは止まりきってませんが、羽根の形状を認識できるぐらいまで写し止めているのがわかると思います。

今回は、被写体ぶれの例を出しましたが、手ぶれも同じでシャッター速度が速ければ速いほど、手ぶれも起こしにくく、ぶれのない写真がとりやすくなります

また、タイトルはぶれを防ごう!となってますが、1/2500秒や1/5000秒の写真は羽根がほとんど動いてない止まりかけの扇風機にも見え、1/80秒あたりの写真はすごい高速に羽根が回ってるように見えますよね?

この差は、羽根のぶれの大きさからきています、ブレを利用して、動きを表現することも出来るので、とにかくブレを止めるだけでなく動きの表現として、ブレを取り入れる撮り方もあります

高感度に設定できるカメラはぶれを防ぎやすい

私が、「初心者の方にこそ、一眼レフや(大きめの素子を持つ)ミラーレスを」をおすすめしたいと思う理由の一つがこのブレの失敗を減らせるという点にあります

ブレによる失敗を減らすには、シャッター速度を速くするのが確実、また、シャッター速度を早くするには、感度を高くするのが非常に効果的だからです

もちろん、最近のコンパクトデジカメならば、ISO1600など高い感度も設定は可能ですが、コンパクトデジカメの、ISO1600 や 3200はあまりよい画質とは言いがたいところがあるので、手ぶれなどのブレによる失敗を減らしつつ、ある程度の画質を確保したい場合には、大きなセンサーサイズを持つ、一眼レフやミラーレスの方が向いてるのです

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