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よく高画素モデル=高画質、という図式をききますが、100%間違いではないにしろ必ずしもそうとは言い切れません
確かに、画素数が多いほど描写は、緻密にする事ができます、また、より大きなサイズで繊細なプリントを楽しむことができますが、画質に関わる部分として画素のサイズというのがあります。
たとえば、200万画素のCCDと同じ大きさの300万画素のCCDがあった場合、300万画素の方が1画素あたりの面積が小さくなります。
画素サイズが小さくなると、1画素が受ける光の量が減ってしまいます
受ける光の量が少なくなると電気信号も弱くなってしまいます。物理的に、小さい素子が大きい素子と同じだけの光を受けようとするとシャッター速度を遅くして時間をかけるしかありません
つまり、感度が低くなってしまってるのですが、そのままでは、手ぶれの問題が起きやすくなってしまいます。そこで、電気的に感度を上げる、ゲインアップという方法を使ってるのです。
ゲインアップを別の物、テープの録音にたとえるとします。音楽をテープなどにとるときに適切な音量で録音したテープと小音量で録音したテープの2本のテープがあるとします。
録音するときに適切な音量で録音すれば、再生する際に適切なボリュームで聞けますが、小さい音で録音すると、ふつうのボリュームでは音が小さくて聞きづらいですよね、でも、ボリュームを上げていけば、適切な音量で録音した物と同じような音の大きさできくことができます
しかし、その方法を用いると録音時に入ったノイズまでも大きく再生されるため、音質的には適切な音量のテープにはかないません
さて、話をデジカメに戻すと、素子サイズに余裕のあるカメラで撮った写真は、ちょうど、適切な音量で録音したテープにあたります。
小音量で撮ったテープは小さい素子サイズのカメラと言うことになります
素子サイズの小さいカメラの場合、そのままの感度ではCCDからの信号が弱すぎるので信号を増幅することで対応してるわけです。ところが、これをおこなうとノイズも一緒に増幅されてしまうため
素子サイズの小さいCCDはノイズが目立つ傾向があります。
また、大きなCCDの方がより多くの光を計測できるため階調豊かで白飛び、黒つぶれしにくくなるようです。
もちろん、画素数も大切ですから、結局はバランスと言うことになりますが、デジカメを選ぶときに、同じ画素数ならより大きなCCDを使っているカメラを選ぶというのも手ですね。
最近は、ノイズを減らす処理をカメラがおこなったり、CCDも技術革新で(小さな素子でも)良くなってきてるとはいえ、同じサイズで画素数だけ増えてる物や、画素数が同じでCCDサイズを小さくした物がふえて、あからさまに、素子サイズが小さくなっていくのは・・ちょっと・・って感じがしてます。(T_T)
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