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露出決定・限界を越えた設定はしない

絞り優先オートやシャッタースピード優先オートでは、その環境にかかわらず自由に 絞りや、シャッター速度を選ぶことが出来ます

そのため、状況によっては、設定した値では、もう片方が限界を越えてしまうこともあるので、設定を両方対応可能な範囲にすることは大事です。

絞りの限界とシャッタースピードの限界値を知る

カメラやレンズによって、限界値は異なりますが、絞りもシャッタースピードも、限界値 があります。

限界値は、カメラのスペックを見るとかかれてあります。シャッター速度 15秒〜1/2000s とかかれている場合、このカメラで扱うことの出来るシャッタースピードは 遅いほうは15秒まで、最速シャッター速度は1/2000秒 までということになります。

絞りの方も カメラのスペックのレンズのところにF2.8 などかかれてます。これは最大に絞りを開いた場合、F2.8になると言う意味になります。(数値が小さいほど、絞りをよりひらくことができると言うことを意味してます)

最も絞った場合のF値は残念ながらスペック表には乗らないことが多いのですが、一般的に 一眼レフ用のレンズの場合F22 ぐらいが主流です。コンパクトデジタルカメラの場合 F8ぐらいになります。

まずは、お手持ちのカメラの限界値を知っておくといいです。

設定が限界を超えている場合、カメラ側が警告を出しますので、限界を超えてるかは、スペックを把握していなくても、わかるようになっています

警告が出た場合は、限界値を超えてますので、設定を変える必要があります。

ここから下は、限界を超えるのはどんなパターンか書いていきます

絞りの限界を超えてた設定

たとえば、室内など比較的暗めの場所では、光が少ないので、どうしても 十分な光を取り入れるには時間がかかります。

絞りを最大に開いても、適正露出に必要なシャッター速度が 1/30秒と言う場所でシャッタースピード優先モードで1/500秒に設定すると、十分に光を取り入れることができず、暗い・アンダーな写真になってしまいます

その逆に、ものすごく明るい場所で遅いシャッター速度に設定してしまうと絞りをいくら絞っても真っ白な写真になることもあります。

シャッタースピードの限界を超えた設定

ものすごく明るい場所で、絞りを最大に開いて撮るよう設定してしまった場合に、シャッター速度の限界を越えることがあります。

たとえば、使用しているカメラの最速シャッタースピードが1/2000秒だとします、絞り開放では、1/4000秒のシャッタースピードが必要な明るい環境で絞りを開放に設定して撮影をすると、カメラのシャッタースピードが1/4000秒というスピードにできないため露光オーバーになってしまいます。

逆に、暗い場所で絞りを最大に絞ると、スローシャッター限界を超えると言うことも可能性としてはあります、ただ、スロー側が振り切る可能性は、他の3パターンよりは遙かに確率は低いですが・・・

露出決定体験

言葉だけではなかなかわかりにくい部分もあったかと思いますので、簡易的に、マニュアル露出を体験できるスクリプトを用意しました。

このスクリプトで ある絞り値 もしくはあるシャッター速度 に設定すると、もう片方をどう設定しても、どうしても適正露出が出せないことが出てくると思います

これが、限界を超えた設定にしてしまった場合と同じことといえます、これを使っていろいろ試してみてください

「マニュアル露出体験システム」

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