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被写界深度は以下の表の関係にあることはこちらで一度取り上げてます
被写界深度 浅い←-------→深い |
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絞り | 絞りを開く (F値小さく) |
絞りを絞る (F値大きく) |
レンズの 焦点距離 |
長く(望遠) | 短く(広角) |
被写体まで の距離 |
近く | 遠く |
被写体と背景の距離 | 遠く | 近く |
被写界深度のページでもこれは、あくまで実際の焦点距離のため
実焦点距離が非常に短いコンパクトデジカメはほとんどぼかせない
と以前の内容で書きましたが、実際にどの程度の差があるのか、など実際見比べてみないとピンと来にくいと思い、作例を作ってきたので、是非参考にしてみてください
サンプルは、35mm換算焦点距離と絞りなどがほぼ同じになるようにして撮影しました(*完全に同じにはできず 若干のずれがあります)
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コンパクトデジカメ(FinePix F200EXR) 撮影データー 焦点距離 35mm換算 140mm 実焦点距離 32mm F値 5.1 |
![]() |
デジタル一眼レフ(Nikon D1H) 撮影データー 焦点距離 35mm換算 129mm 実焦点距離 86mm F値 5.6 |
差は一目瞭然だとおもいますが、圧倒的にデジタル一眼レフのほうが背景のぼけが大きくなって被写界深度が浅いことがわかると思います
もちろん、ケースバイケースで、コンパクトデジカメの被写界深度の深さが利点として働くことも多いのですが、被写界深度を浅くして被写体をぐっと引き立たせる撮影が比較的簡単に行えることが、デジタル一眼レフの大きな魅力の一つだと個人的には考えています
ちなみに、コンパクトデジカメとできる限り同じ条件で撮影したため、絞り F5.6という、Wズームキットや高倍率ズームキットについてるレンズでも可能な範囲になりました(高倍率ズームやWズームキットであれば、このくらいの背景ぼけは簡単にできると考えてかまいません)
F2.8通しの大口径ズームレンズを使って絞りF2.8で撮影すると以下のような感じで撮影できます
![]() |
デジタル一眼レフ(Nikon D1H) 撮影データー 焦点距離 35mm換算 129mm 実焦点距離 86mm F値 2.8 |
さらに、ぼけが大きくなったために、背景が単純化して、桜の花がぐっと引き立って見える感じで撮影できました
このように、F5.6クラスのレンズでは、なかなか味わえない、大きなぼけ(浅い被写界深度)で撮影できるのも大口径レンズの大きな魅力の一つだと個人的には思います
(大口径でも、絞りを絞れば、深い被写界深度が得られますので深くする分には、絞りを使えば調整がききます、実際、上のF5.6の写真と下のF2.8の写真は同じレンズを使って撮影しています)
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