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正直言えば、何番煎じだよという感じのネタですがデジカメで使われている、CCDやCMOSの大きさを比較してみました
デジカメのセンサーは、大きいほど、高画質にしやすいという特徴があります
詳しい理由は
あたりを、読んでいただけると助かりますが、軽く説明すると、同世代の素子であれば素子サイズが大きい素子は小さい素子に比べ、同じ画素数(解像力)であれば、低ノイズで高感度の画質がよくしやすく、同じ画素ピッチ(ノイズに影響)であれば、画素数が多く解像力が高くなります
自分でステータスを割り振ることの出来るゲームをやってる人ならば、割り振れる数字が多いキャラクターが大きい素子、割り振れる数字が小さいキャラクターが小さい素子ってイメージでもいいでしょう(素子の大きさは、ちょうどキャラクターのレベルみたいな感じでしょうか)
もちろん、センサーサイズだけですべてが決まるわけではなく、画像処理のうまさ、レンズの品質など様々な要素が関係してきますが、センサーサイズは、ひとつの目安になります。
ここでの画像の大きさは、1mmを5×5の大きさ、だいたいこのくらいの大きさが1mm×1mm となります
面積と、APS-Cサイズのセンサーと比較して、何%ぐらいの大きさ、というのも一緒に並べておきますので、参考にしてみてください
中判デジタルカメラ |
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面積 43.8×32.8mm 1436.64mm2 APS-C比 385.3% 中判フィルム(56mm×41.5mm)に近い大きさを持つ、非常に大きなセンサー、カメラも大きく、価格も高額となるので、一般的なカメラではありませんが、商業写真など、特に高い解像度が必要な撮影に使うカメラに採用されています。 |
35mmフルサイズ |
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面積 36×24mm 864mm2 APS-C比 231.7% 35mmフィルムとほぼ同じ大きさ、ハイエンドデジタル一眼レフ・ハイエンドミラーレスで採用 |
APS-Cサイズ |
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面積 23.6×15.8 372.88mm2 APS-C比 100% エントリークラスのデジタル一眼レフ・ミラーレスで採用されてる大きさ |
APS-Cサイズ(キヤノン) |
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面積 22.3×14.9 332.27mm2 APS-C比 89.1% キヤノンのAPS-Cデジタル一眼レフ・APS-Cミラーレスで採用されてる大きさです、他社のに比べると、ほんのちょっと小さい |
1.5型(Power Shot G1X) |
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面積 18.7×14 261.8mm2 APS-C比 70.2% 2012年のキヤノンの最上位コンパクトデジカメで採用されていた |
フォーサーズ(4/3型) |
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面積 17.3×13 224.9mm2 APS-C比 60.3% オリンパス・パナソニックのミラーレスで採用されている大きさ |
1型(CXフォーマット) |
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面積 13.2×8.8 116.16mm2 APS-C比 31.2% ニコンのミラーレス機 Nikon1シリーズと高級コンデジで採用される大きさ |
1/1.3型(大きさは計算値) |
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面積 9.9×7.4 73.26mm2 APS-C比 19.6% iPhone14Pro・iPhone15Pro(MAX)の |
2/3型 |
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面積 8.8×6.6 58.08mm2 APS-C比 15.6% 採用例は、比較的少ないのですが、ハイエンドコンパクトデジカメでたまに採用される大きさ |
iPhone15Plus無印メイン |
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面積 7.9×6 47.4mm2 APS-C比 12.7% iPhone15Plusのメインカメラ(26mm)のセンサーサイズ(おそらく15無印も同じ大きさ) |
1/1.7型 |
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面積 7.5×5.6 42mm2 APS-C比 11.3% iPhone14無印のメインカメラ(26mm)のセンサーサイズ |
1/1.8型 |
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面積 7.1×5.4 38.34mm2 APS-C比 10.3% 昔のコンパクトデジカメでよく採用されていた大きさ |
1/2.3型 |
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面積 6.2×4.7 29.14mm2 APS-C比 7.8% 昔のコンパクトデジカメで主流となっていた大きさ |
1/2.5型 |
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面積 5.7×4.3 24.51mm2 APS-C比 6.6% iPhoneXS(Max)・iPhoneXR・iPhone11の26mmで採用されているセンサーサイズ |
1/2.7型 |
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面積 5.3×4 21.2mm2 APS-C比 5.7% iPhone14Pro・15Proの超広角(14mm)のセンサーサイズ |
1/3型 |
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面積 4.8×3.6 17.28mm2 APS-C比 4.6% iPhone 5s・6・7・8・X(X・Plusは広角側のみ)で採用されたセンサーサイズiPhone5や4sに比べ、わずかに大型化しているようです。 |
1/3.2型 |
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面積 4.4×3.3 14.5mm2 APS-C比 3.9% iPhone15ProMaxの望遠(120mm)で採用されたサイズ |
1/3.6型 |
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面積 4×3 12mm2 APS-C比 3.2% iPhone7・8Plus・X・XSの望遠・iPhone11・iPhone15Plusの超広角のセンサーサイズ。 |
3.1mm×2.3mm(1/4.6型?) |
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面積 3.1×2.3 7.13mm2 APS-C比 1.9% iPhone 8Plus・iPhone XR・iPhone11のインカメラのセンサーサイズ |
ここに上げたサイズがすべてではありませんが、主流になっている(なっていた)サイズを書き出してみました。
センサーサイズって差って実際どのくらいの差があるのかとか気になったら、参考にしてみてください
2016/03/12追加:イメージセンサーの周辺部分は利用されない画素が存在するため、この面積はセンサー全体か有効な受光面のみかということについては、センサー全体ではなく有効な受光面の面積となります。
自分のスマホやコンパクトデジカメのセンサーサイズが気になった、という方は、センサーサイズ計算機を作ってみたので、ぜひ使ってみてください!
とはいえ、実際どのくらいの画質の差があるのかというのも気になるのではないかと考え、少々世代差は大きいですが、D700(2008年製フルサイズ)・D60(2008年製APS-C)・J3(2013年製1型)・iPhone6(2014年製1/3型)の4機種でブラインドテスト的なページを作りました。
*豆知識です
センサーサイズのなに型の型は、ちょっと前まではインチと言われていて、1型センサーは、ちょっと前でしたら1インチと言われてました。どこが1インチ??と疑問に思われた方もおられると思います
たとえば1型センサーの大きさは、13.2mm×8.8mmで、対角線の長さを計算しても約15.8mmにしかならず、1インチ(25.4mm)には全く届いていないのです、なぜ、こんな食い違いがあるのかというと
昔は、放送局などで使われているカメラなどでは、CMOSやCCDセンサーではなく撮像管と呼ばれるものを利用して大きさの表記として、撮像管の太さ(何インチ)で表記していたため、その後CCDに取って代わっても、センサーサイズの表記として、もし同じ受光面積を持つ撮像管を作ったら1インチの太さになりますという意味で、1型センサーと表記されています
そのため、1型の場合、実際には1インチより小さいものになります
*何型で表記しているものは、どれも当てはまります 4/3型でも1/1.8型でも同様、1型を取り上げたのは、単純にわかりやすいからです
イメージ図
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